最近語っていないので

少しメモ的な話を残そっと。


物事って、単純(シンプル)であればある程、難しく。
汚い・美しい等の評価における賛否の差が大きくて。
そして、沢山の人に伝わりやすい。


…若かりし頃、ベースと言う楽器を持って、バンドと言う活動を初めて。
色々な場所で、演歌からメタルまで、それなりの曲調を演奏した。


幼い頃からやっていたエレクトーン演奏から、作曲を本格的に学び始めて。
ゲーム曲(含R-18)や歌曲を創った。


音響技術を必死に身につけて。
謡曲からヒップホップまで音源としての制作・録音に携わった。


その経験から、音数やリズム数が少なければ少ないほど、
綺麗で美しく感動的なものを創造する事の困難さを、
自分の無力さを、いやと言うほど味わった。


でも、それは、とても楽しかった。


たったこれだけで、思いが伝わるという事。
こんなに物事が溢れかえっている今なのに。
たったこれだけで、感動がはしるという事。


音楽制作におけるメジャーとインディーの差って、
ここにあるのかな、と思った。
インディーズの作品って、聞いてて忙がしく思える事が多々ある。
聞き所が沢山ありすぎて、どこを聞けばいいのかな、って。
メジャーの作品は、結構シンプルなまとまり方をしてる。
ここが一番訴えたいって所へ差していて、周辺は感性コントロールの如く抜きが多い。


この経験からか、物事をより単純化していきたいと動くようになった。


現在、職場で久しぶりにホームページのデザインとかを、何年かやってたりする。
納期も恐ろしく短いし、色々な表現の縛りもある。
発注元が発注元だけに。


その限られた時間・空間で、
一目見てわかりやすいと思われる物を提案・可視化する。


外野の指摘が入って、結局はブレて歪んでしまうけれど。
制作の瞬間に、ちょっとした充足感を感じる。
その瞬間は、とても楽しく、愛おしい。



…なんかこういうことを言い出すとか、歳をとったと実感する。
引き算なんて、足し算を知らなきゃ出来ないから。
なんか、この曲を聞いてて、ふと思いついたので。

複雑化する世の中だから、単純の姿が見えてくるんかなぁ。
足し算の時期を経てきたから、引き算が見えてきたんだろなぁ。


いつかどこかで、これをネタとして使える時が来るかな?(・ω<)☆